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 四国中央市立土居中学校 

〒799-0711  

愛媛県四国中央市土居町土居375番地
電話 0896-28-6371【内線3757】
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   学校の教育目標
              「 土居中 
     ~共生・共学・共働 そして自立~ 
        本校卒業生 作

                   

 

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多様性を認め合える学校・社会へ
    生徒たちが主体的に見直した 土居中学校
    時代の しい校則  公開!! 
 * 「校則改正の歩み」をご覧ください。

第64回四国中央市立土居中学校卒業証書授与式

2024年3月15日 12時30分

第64回四国中央市立土居中学校卒業証書授与式

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式辞 

静かな燧灘そして赤星に抱かれたこのふるさとにも 生き生きとして春の色が感じられます。今日の良き日に、土居中学校を卒業する107名のみなさん、卒業おめでとう。

保護者の皆様、お子様の成長を今、心から喜んでおられることと思います。お子様のご卒業、誠におめでとうございます。

式に際しまして、市教育委員会石村様 三浦さまをはじめとする市議会議員のみなさま。そして子どもたちを支え続け、エールを送り続けてくれた地域のみなさまにご臨席いただきましたこと、心より感謝申し上げます。誠にありがとうございます。 

さて卒業生の皆さん。思い出してみれば、たくさんのことを一緒に創り上げてきましたね。あの姿、みなさんは土居中学校の素晴らしさを私にも教えてくれました。道をつくってくれました。部活動へのこだわりと夢中な姿。体育祭、合唱において、学級の仲間を大切にする姿と自分がその中で精いっぱい役割を果たそうとする爽やかなあなたたち。感動しました。人権劇、文化祭ステージにおける思いっきりはじけた表現。人権劇において、人を大切にする生き方を伝えようとする熱い姿。修学旅行、私はあの大きな地球儀の前から突然の雨の中一緒に走ったことをそれも笑顔で走ったことを今も鮮明に覚えています。でも、値打ちのあるのは特別ではない日常の生活を支えてくれてことです。やさしくあいさつを交わし、手を振ってくれる柔らかな顔。土居中魂のもと人の生き方を問う毎日。

 ほんとうに、素敵な人たちだったと思い返しています。中学時代、予測できなかった数々の困難もありました。でも、そのなかにあっても、素晴らしい土居中の日常を新たに創り上げてくれて、本当にありがとう。

この旅立ちの日に当たり、皆さんに私は一文字を送りたいと思います。その文字は「創」です。そう。創造性とか創意工夫とか「独創的だなあ」そんな時に使われる言葉です。この創には、ものごとをはじめる。新しいものをつくる。という意味があります。私はこの「創」という言葉が大好きです。自分らしい独創的なアイディアを出したり、自分はどんな表現ができるのか追求したり、自分は何を世の中に創り上げることができるのか、ゼロから発想して創り上げていく。AIには決してできない。確かにこれまでの情報を集めて、あたかも新しい発想をしているように表現するかもしれません。次の世界の飛び越えた発想をする。これは人間にしかできない。その時はこの「創」という言葉がぴったりだと思います。これからの日本は、世界は、地球は、予測不可能な不安定な部分もあるでしょう。いかにすれば私たちがより便利に快適に、それぞれの人が尊重されながら生きていけるのか、そんな社会を創り出していくのも君たちの大切な役割だと思います。あのコロナ禍を経験し、様々な制約の中学校生活を送ったあなたたちなら感染症に対してどうすればこの脅威を回避していけるのか。不安定な地球環境にどのように身近なところから対処していけば良いのか。より便利な生活とはどのようなものか。人が大事された生活はどのように創っていけばいいのか、何をすればいいのかそれをしっかり発想し創ることがみなさんならできると思うのです。皆さんにはそんな社会を仲間と共に創造してもらいたい。

それにはここからしばらくの人生はまず自分を創ることが大事でしょう。独創性のある、自分だけの自分。土居中で見つけた土居中魂を心の物差しとして、人を尊敬しきる言葉や、行動を選びつつ、自分を創っている仲間も尊重しながら、我が道を走る。そんな生き方をしてほしい。今年は1.01の努力を大事にしながら、君たちは自分を創ってきました。その中で、感激があり、進路もひらけてきたはずです。中学時代の取組に胸を張って、さらに最高の自分を内側から創り上げてほしいと思います。

ただ「創」にはもう一つ意味があります。それはこれです。絆創膏の「創」です。絆創膏は傷口に貼りますね。擦り傷や切り傷が治って行きますね。その時の傷のことを「創」と言うのです。考えてみてください何かを創り出そうとする時、チャレンジがあります。挑戦です。そこには必ず失敗がありますね。何度も何度も立ち上がって、前を向いて頑張る。傷ついても絆創膏を貼って、心にも絆創膏を貼ってまた頑張る。そんなあなたたちであってほしいと思います。心からのエールを送ります。あなたたちに私からの絆創膏も渡しておきます。

これからの人生は答えのない、正解のない旅なのかもしれません。今日の自分にてんてこまいするかもしれません。忙しすぎて、何か創り出そうという思いは忘れてしまうこともあるかもしれません。そんな時は、この絆創膏を思い出してください。励ましてくれた先生方の言葉も絆創膏です。土居中の思い出も絆創膏だと思います。この友もみんな絆創膏をもっています。時にはもらってもいい。そんな中で自分らしい自分を創ってほしい。そして、次の時代を創ってほしいと、心から願っています。

愛する皆さんの背中を、先生方とともに、思いっきり押したいと思います。改めましてご卒業おめでとう。よーい、はじめ!! 

令和年三月一五日    

 四国中央市立土居中学校  

 校長 合田 泰之

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