全国人権・同和教育研究大会開催
2022年11月27日 13時00分「差別の現実から深く学び、生活を高め、未来を保障する教育を確立しよう」をテーマに、公益社団法人 全国人権教育研究協議会が主催され、全国人権・同和教育研究大会が今年度も開催されました。全国各地で取り組んでいる人権・同和教育の実践を交流し学び合うために、全国から多くの参加者が奈良県に参集しました。本校からも4名の教職員が参加いたしました。分科会においては、中村将志先生が土居中学校での取組について、実践報告を行いました。中村先生は、土居中学校の人権・同和教育主任を務めながら、また2年生の学級担任として活躍しています。土居中学校では、中村先生をはじめ、すべての教職員が生徒たちと共に、反差別の思いでつながり合う仲間づくりを広げる実践を続けています。同和問題学習の中では、誰もが大切にされるべき存在であり、当たり前の権利をみんなで守っていくことを学んでいます。また、その学びは普段の生活の中で繰り返し確認し合い、自らの実践へとつなげているところです。学習は自分の中だけにとどめておくことではありません。土居中学校においても、共に学び合いながら差別をなくす同じ仲間としてつながり合うことを大切にしていきます。今回の実践報告が、多くの同じ思いを持った仲間との出会いや良きつながりを築けた機会となりましたことに、心より感謝しています。差別の存在している社会においては、無知・無関心・無理解であることが差別を支えていることになっています。そのことを自覚しなければなりません。差別がない社会の実現をめざし、これからも仲間と共に闘い続けたいと思います。