CS元年
2022年5月19日 22時00分CS:コミュニティ・スクールとは、学校運営協議会を設置している学校のことです。土居中学校も今年度から学校運営協議会を設置しました。
学校運営協議会では、校長が作成する学校運営の基本方針の承認を行います。このことを通して、学校と地域住民等が目的やビジョンを共有し、地域住民は教育の当事者として学校運営や子どもたちの教育活動に積極的に参画することができます。学校と地域の連携・協働体制が組織的・継続的に確立され、「地域とともにある学校づくり」や「課題解決に向けた取組」を効果的に進めることができます。
本日開催した第1回学校運営協議会において、先ずは土居中学校が必要としていることに取り組むことを確認しました。そこで、先ずは「環境整備を維持すること」「登下校中の見守り」などでのお力が必要ですと伝えることができました。また、学校内での生徒の様子を見ていただきたいとお願いし、今後の学校行事や土居中魂の日へご案内することとしました。協育する・応援する意識や姿勢を運営委員の皆様のお力で、地域へと広げていただきたいとも願っています。できるだけ多くの地域の皆さまに、自分にできる事は何かと考えていただくことにもつながっていってほしいと思います。
あるデータによると、子どもは親や教師に褒められると自己肯定感が高くなりますが、それ以上に効果があるのは、地域の人に褒められることだそうです。滅多に褒められない人から「よく頑張っているね」と言われると、やる気が生まれます。子どもにとって、親と教師の関係は「タテ」、友達との関係は「ヨコ」であり、子どもが成長するには、加えて「ナナメ」の関係、つまり地域の人も必要になります。親(第一の大人)、教師(第二の大人)に加え、地域の人(第三の大人)が視点を変えて教育に関わり、子どもを見守り「よさ」を見付けて褒めてもらえる機会を作り出したいと考えています。コミュニティが希薄になり教育力の低下が叫ばれる中でも、小学校のCSを見ますと、土居地域には、まだまだ地域の教育力があります。今年度、本校はCS元年、いきなりあれもころもとはいきませんが、先ずは地域の学校支援体制、『協育』体制づくりを進めていきたいと思います。