6.12土居中魂の日

2022年6月12日 21時00分
コミュニティー・スクール

 素晴らしい先生との出会いは、大きく人生を変えるきっかけとなります。そして、教師もまた生徒たちとの関わりの時間で、何にも代えがたい経験ができます。それらの生徒・教師が、中学校で共に過ごした時間を振り返るとその頃の思い出が人生の宝物であると感じます。

土居中学校の卒業アルバムの中には、溢れ出す思い出がいっぱい

本日の土居中の日「先輩塾」は、校長先生の教え子である「繁さん」にお話をしていただきました。お二人の信頼関係から、「土居中っていいな」「土居中学校好き」って思えた生徒が多くいたと思います。 

「今、その瞬間を全力・本気で打ち込む。」というのが、繁さんにとっての土居中

生徒会に立候補した経験についてのお話がありました。長髪解禁運動については、当時「当たり前」とされていた男子の丸刈り校則を廃止したい考え、本気で取り組まれました。残念ながら、その時には廃止の実現には至らなかったけれど、その経験から多くの学びがあったとのこと。土居中学校が現在、校則の改定に取り組んでいますが、その取組の過程の中にも多くの学びがあります。万が一良い結果が出なくても、皆で取り組んだことで、大きな満足感があり、結果なんて出なくても、どうしよう・こうしようとやってみようという時間は大変充実していたとの言葉は、生徒たちへの激励と感じました。

現在の生徒会活動では、性的マイノリティの人たちのために始まった制服や校則の改定に取り組んでいます。しかし、講演会で川口さんから「無知・無理解・無関心な人は、無自覚に他人の足を踏んでいる。」という言葉から、ハッとして初めて気付けたことがありました。今、土居中学校が行っている活動は、皆が自分らしく生きられる環境をつくろうという当たり前の活動なのです。誰かのためではなく、もちろん自分を含めて皆のためなのです。

広島へ出向いて参加した「戦争も核も差別もいやだ平和のための大行進」体験談では、「21世紀に戦争はいらない。」と皆で声を揃えて思いを訴える当時の姿を映像で見ることができました。戦争や差別を無くすために立ち上がった仲間たちとの出会いで衝撃を受けたこと行動することの大切さについて学んだとの言葉がありました。行動したことは、その後の全校人権集会や今の土居中学校での人権学習へとつながって行きます。

21世紀には戦争がなくなっていてほしいと願ったけれども、残念なことに今も残っている。しかし、いつも関心を持って考えていることが大切で、いつも自分たちにできる事は何かって学び続け、行動することが大切です。校長先生と、繁さんがずっとつながっていられるのはずっと本気で語り合ったこと、誓ったことをずっとぶれずに貫いているからなのだと感じました。

繁さんからメッセージ!

土居中学校は良い授業をしている。内容は難しいけど取組は本当に素晴らしい。廊下で少し私語をしてしまったことが申し訳なかった。せっかく良い発表をしていた生徒の声が聞こえなかったのではないかって反省している。私も親もしっかり学ばないと行けない。

PTA活動に参加して、知らないところで知らない人にお世話になっていることに初めて気が付いた。

・何事にもしっかり向き合うことが大切で、他人へそのとき感じたことをしっかりと言葉で伝えることも大切。一人でできる事はほとんどない。感謝の気持ちがいっぱいある。知らないこともたくさんある。何事にもしっかりと向き合って行くことが大切。

・保護者の方も生徒も今しか経験できないことがある。そのことに、全力で取り組んでほしい。子どもの成長は皆祈っていると思うが、少し距離を持って見守っていくことも大切。何でもかんでも手を掛けすぎることは良いことではないことも知っておいてほしい。

 

 本日の公開授業

身近な問題である「性の多様性についての学び」を行いました。

3年生の授業では、ありのままの自分でいられるために、自分にできる事って何かを考えていました。

○悩んでいるのに、打ち明けられないのはなぜ? ○言えない環境って、あなたも私も作っている一人じゃないのか? ということに、真剣に向き合い意見交換する姿がありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

午後からは、保護者の方が体育館に集まり感染症対策を行いながらPTA親善球技大会と題して、レクリエーションバレーボールを行いました。

実施出来るかどうか保健体育部で協議してくださったことや、準備や運営をしてくださったこと、大変感謝しております。大変楽しい活動となり、PTAの親睦が深まりました。

 

 

 

 

 

 

校長先生からはサプライズの表彰がありました。