令和2年度 修了式

2021年3月25日 17時50分

令和2年度修了式が行われました。
1、2年生の代表者が、校長先生から修了証をいただきました。

校長式辞

令和2年度 修了式 式辞 

 いよいよ今日は、修了式です。1年間の授業が全て終わる日、そして思い出のつまった学級が解散する日です。コロナ禍の1年間は、学校生活に多くの制限がありましたが、当たり前だと思っていたことの有難さを実感し、日々の生活を充実させ、仲間の絆を深める貴重な時間にもなりました。皆さんの授業、給食や清掃、生徒会・委員会活動、部活動、学校行事など、多くの場面で成長が感じられました。地域や保護者の方々からも、「土居中がよくなった。生徒がすばらしい。」など褒めていただくことが多くなりました。皆さん本当によく頑張りました。

 さて、この数字は何だと思いますか?「15794」話を聞きながら考えてください。

先週は、卒業式が行われました。HPやCTで見たり、先生方から聞いたりしていると思いますが、大変すばらしい感動的な卒業式でした。先輩の立派な姿を皆さんに見てもらえなかったのは本当に残念ですが、在校生を代表して加地げんきさんが参加し、先輩の姿を見届けるとともに温かいエールを送ってくれました。卒業式にちなんだこの数字、もう分かりましたか。この数字は、3年生の出席番号が最後の人の卒業証書に書かれていた番号です。先日、卒業式で、私は、この大きな数字を見つめながら、思いを巡らせていました。今から61年前、昭和35年度第1回卒業生1番の人から、土居中卒業生がずっと繋がっているのです。本校にも私を含め何人かの先生方、みなさんの家族や兄姉も含まれています。来年度3年1組1番の人には、「15795」、あなただけの番号が今の2年生、そして1年生に脈々と繋がっていきます。今、皆さんは、1万5千人以上の先輩たちから、土居中学校の歴史と伝統を受け継いでいる真っ最中です。

今年度は、卒業生を代表して髙橋美咲さんが、このように答辞を述べました。「同和問題学習は、自分自身を見つめ直し、これからの生き方を考え、自分を成長させる時間となりました。私たちは、これまでの学びを誇りに思い、自分から声を上げて行動していきます。・・・いつまでも土居中学校の卒業生としての誇りを持ち、土居中魂を胸に、夢に向けて挑戦し続けます。」土居中学校への愛着と誇りを力強く語ると共に、仲間や先生、家族や地域への感謝の気持ちを伝えてくれました。そして、在校生の皆さんにはこのようなメッセージがありました。「在校生の皆さんと、今日直接お別れをすることができないのがとても残念です。これからも土居中学校を地域に誇れる素敵な学校にしていってください。」美咲さんの言葉は、1万5千人余りの土居中卒業生から皆さんに手渡された襷です。そして家族や地域、先生たちの願いです。みんなで力を合わせ、これからもより素晴らしい土居中学校にしていきましょう。

終わりは同時に始まりです。感謝と新たな決意で、令和2年度を終えましょう。