第65回 土居中学校 入学式
2024年4月9日 17時00分
入学式
式 辞
桜満開。今年の桜はあなたたちの入学を待ってくれていたかのようです。今日のよき日に、土居中学校に入学した101名の新入生のみなさん、おめでとう。保護者の皆様、お子様の成長を今、心から喜んでおられることと思います。お子様のご入学、誠におめでとうございます。
式に際しまして、市教育委員会石村様 市議会より三浦さまをはじめ、本校教育をしっかりと支えていただいております多くの皆様のご臨席をいただきましたこと、心より感謝申し上げます。誠にありがとうございます。
さて新入生の皆さん。美しい姿勢でこちらをしっかりと見つめ、いい顔をしていますね。大変立派な姿に感動しています。
さあ、中学校ではどんなことが待っているでしょう。わくわく、どきどきしているでしょうね。その気持ちを大事にしてくださいね。
土居中学校では、「土居中魂」を大切に育ててほしいと思っています。言葉と行動、これを言動と言いますね。この言動を決めていく、心の声があります。判断するまでもなく、思わずそうしてしまっている。この心の物差しが魂ではないかと思います。土居中魂を磨いていけば、人を幸せにする言葉を自然と選べるようになります。人を笑顔にする行動を思っていなくても行えるようになるのです。人を傷付け、踏みにじるような言葉や行為は、しようとも思わないし、しない。そんな生き方ができるようになります。それが、土居中魂が自分のど真ん中にできた!!ということです。ぜひ、いっぱい学んで、自分の中の誤りにも気づいて、言葉を変え、行動を変え、ぜひ土居中魂を磨いてほしいと期待しています。
土居中魂をみんなで磨けば、どんな学校になると思いますか?ヒントは今、この時にあります。先輩たちは、どんな空気を今、つくってくれていますか。背中にどんなものを感じますか。先生たちと、先輩のみなさん、そしてもちろん保護者や地域の人たちが一緒につくっているこの空気。しんと静まりかえったこの感じを「凜」とした空気ともいいます。だまっているけど、おめでとうの気持ちのこもった実に温かな、いや熱い空気かもしれません。ここにも、土居中魂は生きています。無言であっても、人を大切にすることはできるのです。違いを認め、決して差別やいじめを許さず、人の本気の姿に拍手を送り合う。また、人を大切にしていない言動、言葉や行動は、互いに注意し合って、これを戒め合うといいますが、その仲間のことを思って、止めた方がいいことはしっかり言い合って。戒め合う。これは、このふるさとが大事にしてきた魂であるとも思います。その中では、人は安心して学ぶことができます。先ほども言いました。チャレンジして失敗することだってできます。笑われないんだから。SNS上で馬鹿にされることだってないんだから。部活動だって、互いのチャレンジを認め合うのですから。きっとそんな仲間がいる部活動はすっごく強くなります。
新入生のみなさん ぜひ、そんな「土居中魂」を感じ、見つけ、自分の中にもしっかりと育ててほしいと思います。この土居中学校で先輩方や、先生たちと、そして温かく見守ってくれる地域の方とともに学びを続けて、さらに磨き上げられた「土居中魂」に満ちた、学校。土居中学校をみんなで創り上げていきましょう。
令和六年四月九日
四国中央市立土居中学校
校長 合田 泰之
新入生誓いの言葉
暖かい春の日差しが降り注ぎ、喜びを感じる今日、僕たち新入生101名は新しい制服に身を包んで土居中学校に入学しました。これからたくさんお世話になる先生方や先輩方、どうか温かいご指導よろしくお願いいたします。
中学校では勉強が難しくなったり、部活動や生徒が中心となって活動する委員会が始まります。初めは慣れてなくて戸惑うこともあると思いますが、みんな協力して頑張りたいと思います。そして、ここに出会った仲間と共に、全力で思い切り取り組む時間を大切にしていきます。
今日は私たちのためにこのような式典を開いてくださり、多くの方に祝ってもらったことをうれしく思います。
これからは、先輩方の姿に学びながら土居中魂を胸に、思うだけではなく言葉にして伝える、仲間との絆を大切にして行動することを決意し、誓いの言葉といたします。
令和六年四月九日
新入生代表 寺尾 心太郎